競艇における得点率とは一体何?得点率が良くないと優勝できない?

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あなたは競艇の「得点率」という言葉を聞かれたことがあるでしょうか?得点率とは、その選手の強さを表した言葉です。今回の記事では、競艇の得点率とはどんな数値なのか?具体的にご紹介していきます。得点率の高さは、賞金を獲得するうえで、非常に重要な数値だったのです。

競艇では「得点率」が重要な選手のパロメーター

 

得点率は「その選手が節内でどれくらい上位に食い込んでいるのか?」を表す指標となっています。つまり、得点率が高い選手の方が、よく活躍している選手だと言えるのです。得点率が低い選手は、殆ど上位争いに加われていない選手なので、調子が悪いのか、能力がない選手なのだと判断されてしまいます。

得点率の算出方法とは?

では、得点率とはどのように算出されるのでしょうか?基本的にはレース内の着順に置いて、以下の通りの得点を得ることが出来ます。

・1着 10点
・2着 8点
・3着 6点
・4着 4点
・5着 2点
・6着 1点

さらに、SG戦などでは+2点、G1戦などでは+1点ずつ加算されていきます。着順に応じてこの得点が与えられ、さらにここから「減点」があるのが得点率の特徴です。以下のような基準で減点されていきます。

・待機行動違反、不良航法、(2回目以降の)失速  7点減点
・転覆、落水、沈没、エンスト、不完走   5点減点

上記の様なことを行うと、原点の対象となります。ただし、あくまでも自己の責任に置いての場合のみで、他社責任によるトラブルでは、対象外となります。

この「レースごとの得点」から「減点」を引いたものが、各選手の「得点」で、その得点をレース数で割り算したものが、その節における選手の得点率です。

得点率が高いとどうなるのか?

 

得点率が高い選手は、優勝決定戦に進みやすくなります。優勝決定戦に進む前には準決勝戦で勝たなければいけません。準決勝戦の組み合わせは、得点率を元に決められているのです。詳しくは以下の通りです。

・準決勝戦A組  得点率 1位 2位 3位 12位 13位 18位
・準決勝戦B組  得点率 4位 5位 6位 11位 14位 17位
・準決勝戦C組  得点率 7位 8位 9位 10位 15位 16位

ちなみに、左側から1枠2枠と割り当てられるため、1枠が有利な競艇にとっては、得点率の高さで優勝決定戦にいけるかどうかが得点率で決まってしまうといっても過言ではないでしょう。

また、得点率が1位でも上位に入れば、レベルの高い選手と戦わずに優勝決定戦に進みやすくなり、経験の浅い選手にとっては好都合です。その節での優勝を狙いたいのであれば、予選の段階から常に上位に入り続け、高い得点率を維持しておかなければいけないのです。

よく似ている言葉で「勝率」とはどんなものなのか?

「得点率」という言葉とよく似ている言葉に、「勝率」があります。勝率とは、半年ごとに更新される得点率の様な物です。得点率は、その節内での得点を元に算出した数値ですが、勝率になると今までの得点率を全て加味した数値になります。

さらに、勝率は直近のレースに対しての数値ではなく、半年間の得点率を加味した固定した数値となっています。審査基準は以下の通りです。

・勝率審査期間 5月1日~10月31日(前期)  実施期間 1月1日~6月30日
・勝率審査期間 11月1日~4月30日(後期)  実施期間 7月1日~12月31日

審査期間内の得点率を元に出した勝率は、その後の実施期間中固定して表示され続けます。そのため、審査期間終了直前には、選手同士のし烈な争いを堪能することが出来ます。

勝率が高いとどんな良いことがあるのか?

 

では、勝率が高い選手にはどんなメリットがあるのでしょうか?どうして選手がそこまで勝率にこだわるのか?について解説します。

①上位の級別に入れる

競艇では、A1 A2 B1 B2の級別という選手のランクに分けられます。全1600名の競艇選手の中で、「勝率上位20%」の選手がA1に分けられます。さらに、A1を除いた選手の中の「勝率上位20%」の選手がA2にランク付けされます。

そして、残った選手は全てB1ですが、その中でも「新人の選手」と「違反をした選手」はさらに下のB2ランクに振り分けられるのです。勝率を必死で守っておかなければ、その後半年間の自身の級別が低くなってしまうため、どの選手も必死に得点率、及び勝率を気にしているのです。

②上位グレードのレースに参加できる

競艇には、SG、G1、G2、G3、一般戦のように、レースのグレードがあります。もちろんSGやG1などの上位グレードのレースの方が獲得賞金額も大きくなるのです。ただし、SGやG1クラスのレースには、級別がA1のランク付けをされている選手しか出られません。

つまり、A2、B1などの選手がG1などに出ようと考えるならば、一般戦で1着を取り続けることしか方法はないのです。上位に食い込めば、得点率も上がり、さらに勝率も同様に上昇します。

勝率が上昇すれば、級別も上がっていき、上位グレードのレースに出場できるようになっていくのです。勝率や得点率は、選手にとって死活問題でもあると言えます。

競艇の勝率にはいくつかのパターンがある

 

さらに、勝率にはいくつかのパターンがあるのでご紹介しておきましょう。

①全国勝率

勝率の最も大きな分類は「全国勝率」です。これは、全国すべての競艇場で参加したレースの得点率を加味して算出した勝率で、その選手の適切な能力値だと考えられます。半年間に参加したレースの平均的な得点率ということになります。

②当地勝率

次に重要なのが「当地勝率」です。当地勝率というのは、その競艇場のみに絞り込んで勝率を算出した数値になります。各競艇場にはその競艇場ならではの癖のようなものがあります。その癖を加味して選手を評価できるのが、当地勝率です。

ちなみに、競艇場には一般的な水面の「静水面」と、比較的走行が難しい水面「難水面」があります。静水面の競艇場では「全国勝率」を見て選手を評価するのが適切で、難水面の競艇場では、「当地勝率」を見て選手を評価するのが一般的となっています。

選手によっては、全国勝率と当地勝率で大きく差がある選手もあります。得意不得意を見分ける指標にもなるので、この2つの勝率はきちんと使い分けましょう。

③モーター勝率

勝率のパターンの1つに「モーター勝率」という物があります。モーター勝率は、今割り当てられているモーターを使っての勝率ということになります。各モーターには、それぞれ能力の差があります。もちろん能力差が出ないように設計はされていますが、シーズンの中で使い続けていれば、個体差がわずかながら出てしまうのです。

その際に、モーター勝率を確認することは着順予想をする際に重要です。また、選手の中にはモーターの調整が上手い選手もいて、節内で何度もレースを繰り返していくうちに、段々とモーターの状態を上げていき、上位に食い込みだす選手もいるのです。

その選手を知っておくことも、競艇を楽しむ秘訣になります。

④ボート勝率

最後に、ボート勝率という言葉もありますが、ボート勝率はあまり意識してみられることは少ないです。ほとんど気にする必要はないでしょう。

競艇における得点率とは一体何?得点率が良くないと優勝できない?のまとめ

というわけで、今回は競艇における得点率とは?というテーマで記事をまとめてきました。レースの中で常に上位に食い込んで高い得点率を維持し続けることが、競艇選手にとってとても重要な事だとお分かりいただけたはずです。あなたも、競艇の予想をするのであれば、得点率や勝率をしっかりと意識した予想をしていきましょう。

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